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【2026年10月1日施行予定】在留資格の手数料が大幅値上げへ|更新最大7.5万円・永住20万円が政令案で確定

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【2026年10月1日施行予定】在留資格の手数料が大幅値上げへ|更新最大7.5万円・永住20万円が政令案で確定
Published on: 2026年7月14日
Category: 永住申請

【2026年10月1日施行予定】在留資格の手数料が大幅値上げへ|更新最大7.5万円・永住20万円が政令案で確定

【2026年7月14日更新】

2026年7月3日、出入国在留管理庁が在留手数料を引き上げる政令改正案を正式に公表し、同日からパブリックコメント(意見公募)の受付を開始しました。手数料引き上げの根拠となる改正入管法は2026年5月にすでに成立しており、今回の政令案によって、更新・変更・永住許可それぞれの具体的な金額が明らかになりました。

この記事では、政令案で示された金額、パブリックコメントを含む今後のスケジュール、そして申請を控えている方が今のうちに考えておくべきことを整理します。

この記事でわかること

  • 政令案で示された、在留期間の更新・変更・永住許可それぞれの具体的な手数料
  • オンライン申請の割引額と、減免措置の対象になる人
  • 施行予定日(2026年10月1日)までのスケジュール
  • 施行前に申請すれば旧料金が適用される可能性

何が変わるのか——法律はすでに成立、政令で金額が確定

現行の入管法では、在留期間の更新・在留資格の変更・永住許可のいずれも手数料は一律6,000円(永住許可は10,000円)です。この手数料体系が定められたのは1981年で、実に45年ぶりの見直しになります。

引き上げの根拠となる入管法改正は、2026年5月にすでに国会で成立しています。改正法では手数料の「法定上限」が定められただけで、実際に納付する金額は政令に委ねられていました。今回公表されたのが、その実額を定める政令案です。

実際の手数料はいくらになるのか

政令案で示された金額は次のとおりです。

在留期間の更新・在留資格の変更

現行は在留期間にかかわらず一律6,000円ですが、政令案では在留期間に応じた段階制になります。

  • 在留期間3ヶ月以下:10,000円
  • 在留期間1年:33,000円
  • 在留期間3年以上5年未満:64,000円
  • 在留期間5年以上:75,000円

現行の6,000円と比べると、5年の在留期間で12.5倍、1年でも5.5倍の値上げです。

永住許可

  • 現行:10,000円
  • 政令案:200,000円(20倍)

永住許可は今回の改定の中でも特に負担が大きく、影響が最も大きい申請種別です。

オンライン申請の割引

区分ごとに3,000円〜10,000円の割引が設けられる案になっています。ただし、在留期間3ヶ月以下の区分と永住許可は割引の対象外です。

減免措置

生活保護に準ずる程度の経済的困難があり、かつ人道上の配慮が必要な場合(難民認定申請者、人身取引等の被害者など)に対しては、在留関係の手続きは10,000円、永住許可は20,000円に減額するガイドライン案もあわせて公表されています。

繰り返しになりますが、この金額は政令案の段階であり、パブリックコメントを経て正式に決定します。 大きく変わる可能性は高くありませんが、確定情報ではない点にご留意ください。

いつから値上げされるのか

現時点までのスケジュール

  • 法律の成立(2026年5月):済み
  • 政令改正案の公表・パブリックコメント開始(2026年7月3日):済み
  • パブリックコメントの締切(2026年8月2日)
  • 政令の公布:パブリックコメント終了後
  • 施行2026年10月1日(予定)

施行予定日

政令案では、2026年10月1日以降に受付される申請から新料金が適用される方針です。パブリックコメントは意見を聞く手続きであり、この段階で内容が大きく覆ることは通常は多くありませんが、正式な決定はパブリックコメント終了後になります。

施行前に申請すれば旧料金が適用される可能性

手数料の改定にあたっては、申請のタイミングによって旧料金が適用されるかどうかが変わります。

直近の前例として、2025年4月1日の手数料改定(在留資格変更4,000円→6,000円等)の際には、出入国在留管理庁から以下のように案内されています。

改定後の手数料は、2025年4月1日以降に受付をした申請に適用されます。2025年3月31日までに受付した申請については、当該申請に係る許可または交付が4月1日以降となっても、改定前の手数料による納付となります。

つまり、手数料が適用される基準は「申請の受付日」であり、許可・交付の日ではありません。今回の改定でも同様の取り扱いになれば、2026年9月30日までに受付された申請には旧料金が適用されると見込まれます。

永住許可申請は、現行10,000円と改定後200,000円の差が19万円と非常に大きいため、申請のタイミングを慎重に検討する必要があります。実際に当事務所にも「値上げ前に永住申請を出したい」というご相談が増えています。ただし、手数料を抑えたいからといって準備が不十分なまま申請を急ぐのは、かえってリスクが高くなります。永住申請は不許可になると再申請までに相当な時間を要するケースがあり、手数料の差額以上のコストを負うことになりかねません。多少費用がかかったとしても、要件をしっかり確認し、書類を整えてから申請に臨む方が、結果的には確実です。

当事務所でも永住許可申請のサポートを行っており、申請タイミングの判断や要件確認をお手伝いしています。

手数料以外に知っておくべき変更

今回の入管法改正には手数料の引き上げ以外にも、在留外国人に影響する内容が含まれています。

国保・年金の未納情報が入管に共有される仕組み

デジタル庁等が保有する国民健康保険や国民年金の未納情報を、入管が在留審査の際に直接参照できる仕組みの整備が進められています。2027年6月頃から全国での運用が始まる方向で調整が行われているとされています。

これまでも永住申請では納税や社会保険料の納付状況が審査で確認されていましたが、この仕組みが導入されると、更新申請を含むより広い範囲の在留審査で納付状況が確認されることになる可能性があります。永住申請を検討中の方に限らず、在留資格を持つすべての方にとって、公的義務の履行がこれまで以上に重要になります。

公的義務の履行状況の確認については、永住申請で見落としやすい入管法上の届出義務でも詳しく解説しています。

電子渡航認証制度(JESTA)の創設

同じ改正入管法には、短期滞在ビザが免除されている国からの訪日客を対象に、渡航前にオンラインで入国審査を行う「JESTA(Japan Electronic System for Travel Authorization)」の創設も含まれています。2028年度中の導入が予定されています。JESTAは在留外国人には直接関係しませんが、入管制度全体の見直しの一環として参考情報としてお伝えします。

誰に影響があるのか

永住申請を検討中の方

最もインパクトが大きいのは永住許可申請です。現行10,000円から200,000円への値上げが予定されており、施行前と施行後で19万円の差が生じます。永住の要件を満たしている方、または近い将来満たす見込みのある方は、申請のタイミングを検討する価値があります。

在留資格の更新を控えている方

就労ビザ、配偶者ビザ、家族滞在ビザなど、すべての在留資格の更新が対象です。在留期間5年以上の方は75,000円、1年の方でも33,000円の負担増が見込まれます。更新時期が施行日の前後にかかる方は、早めの申請を検討してもよいかもしれません。

在留資格の変更を予定している方

留学から就労ビザへの変更、配偶者ビザから永住への変更など、在留資格の変更手続きも同様に手数料が引き上げられます。

外国人を雇用する企業

外国人社員の在留資格の更新手数料を会社が負担しているケースがあります。1年更新の社員が複数名いる場合は、年間のコスト増が無視できない金額になります。更新スケジュールの見直しや、予算の確保を早めに検討する必要があります。

よくある質問

Q. 値上げの金額はもう確定ですか?

政令改正案として公表され、パブリックコメントが実施されている段階です。パブリックコメント終了後に正式な政令として公布されるため、厳密にはまだ確定ではありませんが、この段階から金額が大きく変わることは通常は多くありません。

Q. 現在申請中の場合はどうなりますか?

前回(2025年4月)の改定の前例に従えば、施行日より前に受付された申請には旧料金が適用されます。2026年9月30日までに受付されていれば、許可が10月1日以降に出ても旧料金で問題ないと見込まれます。

Q. オンライン申請なら安くなりますか?

区分ごとに3,000円〜10,000円の割引が予定されています。ただし在留期間3ヶ月以下の区分と永住許可は割引の対象外です。

Q. 行政書士への報酬と合わせるとトータルいくらかかりますか?

行政書士への報酬は事務所によって異なりますが、手数料の値上げ分がそのまま総額に上乗せされることになります。特に永住許可申請では、行政書士報酬に加えて200,000円の手数料が必要になるため、トータルの費用感は大きく変わります。

まとめ

  • 手数料を引き上げる入管法改正は2026年5月に成立済み。2026年7月3日、具体的な金額を定める政令案が公表され、パブリックコメントが始まった(〜2026年8月2日)
  • 在留期間の更新・変更は、期間に応じて10,000円〜75,000円の段階制
  • 永住許可は200,000円(現行の20倍)
  • オンライン申請は区分ごとに3,000円〜10,000円の割引(3ヶ月以下の区分と永住許可は対象外)
  • 生活保護に準ずる困窮者かつ人道上の配慮が必要な場合は、在留関係10,000円・永住20,000円に減額するガイドライン案も公表
  • 施行は2026年10月1日を予定。前例に基づくと、9月30日までに受付された申請には旧料金が適用される見込み
  • 永住申請を検討中の方は、手数料の差額(19万円)を踏まえた申請タイミングの検討を

永住許可の要件や特例の全体像については、永住ビザとは?条件・必要書類・審査期間を行政書士が解説で網羅的に解説しています。

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